ホームぺージを作成したのに、お問い合わせがこないことでお悩みの経営者やWeb担当者の方も多いと思います。
ホームページは作成したから誰にでも見られるようになるということではなく、作った後にしっかりと運用を行うことで成果につながります。
本記事では
・お問い合わせが来ない原因
・原因の対策
・改善するためにできること
といった内容についてわかりやすく解説していきます。
まずは原因を探求することが大切です。
原因が分かれば対策も立てやすくなるので、一緒に見つけていきましょう!
そもそもアクセスがない
現在、ホームぺージにどれくらいのユーザーが一日に訪れているのかは把握していますか?
そもそも、ホームぺージを見てくれる人がいなければお問い合わせが来ることはありませんよね。
まずは一日にどれくらいの人がサイトに訪れているのかを把握する必要があります。
その数を知るために最適なツール、「グーグルアナリティクス」というものがあるのをご存知でしょうか。
グーグルアナリティクスは、一日にどれくらいの人がサイトを訪れているのかを把握するためのツールです。
その内容も詳細に把握することができ、国籍やサイトの滞在時間、どのページが見られているかなど、細かい情報も提供してくれます。
それらの情報から、アクセス数が少なければ、SEO対策やSNS運用に力を入れて訪問者を増やすなど、対策が立てやすくなります。
訪問者が多いけど問い合わせが少ない場合は、サイトの構成が分かりずらいものになっているか、お客様の興味を引くデザインになっていないなどが考えられます。
情報が多ければそれだけ、具体的な対策ができるようになってくるんですね!
ユーザが商品やサービスに魅力を感じていない
上記でも少しお話した通り、サイトへの訪問者数が多いのに問い合わせが少ない場合は、ユーザーが魅力を感じづらいデザインかサイトの構成が分かりづらくなっている可能性が高いです。
ホームぺージを見に来てくれたユーザーが、商品やサービスに対して魅力を感じることができなければ、問い合わせをしようというキッカケを作ることができません。
その場合は、商品の強みや差別化を行い、デザインを作り直す必要があります。
お問い合わせの導線が分かりづらい
見落としがちな問題として、サイトの構成が分かりづらい可能性もあります。
お問い合わせをしたいのにフォームがどこにあるか分からないという状態になっていませんか?
家族や知人に協力をしてもらって、サイトの構成が分かりづらくなっていないか一度確かめてみるのも良いですね!
フォームがしっかりと機能していない
フォームが機能していなければ、大きな機会損失に繋がってしまいます。
自分のパソコン・スマホからで良いので、実際にフォームからテスト送信を実施してみましょう。
時間が経つと使用の変更などで意図しない動作をしてしまうという状態も多く、注意が必要です。
前は大丈夫だったから問題ないと決めつけるのは危険です。
作った当時は動作に問題がなくても、改めてテスト送信を行ってみたらエラーの表示が出ていることも珍しくありません。
そこまで時間がかかるものでもないので、念のため確認してみましょう。
制作当時は問題なかったフォームから、たまたまテスト送信を行ったらエラーが出ていたことがあったので注意が必要です。
掲載されている情報が古い
掲載されている情報が古いものになっていませんか?
お知らせやブログの更新が止まってはいませんか?
サイトを見に行った時にそういった情報の更新が止まっていると、「お問い合わせをしても返事はちゃんと返ってくるのかな」と問い合わせる側は不安になるものです。
頻繁に更新していると「活気がある」「多くの人が利用している店舗で人気がある」というよい印象を与える効果もあります。
対策できること
SEO対策
SEOとは、Search Engine Optimization の略で「検索エンジン最適化」のことを意味します。
具体的には、Googleなどの検索エンジンが理解しやすいように自社(自分)のWebサイトを最適化することを「SEO」と呼びます。
検索エンジンがサイトの情報を理解できるようになると、その情報を必要としているユーザーに対して最適なサイトを表示できるようになります。
多くのユーザーが求めている情報だと認識することで、グーグルやヤフーの検索エンジンで上位に表示します。
結果、多くのユーザーに情報が届けられるので認知度アップにつながるというわけです。
SEO対策には専門的な知識を必要とするため、制作会社やフリーランスに依頼するのが一般的です。
ランディングページ(LP)を作成する
ランディングページ(LP)とは、商品の購入やお問い合わせをしてもらうことに特化しているページになります。
トップページからランディングページ(LP)に誘導したり、広告やSNSを利用して訪問者数を増やし、商品の購入や契約につなげていくというのが一般的な流れです。
ランディングページ(LP)にうまく誘導することができれば、購入やお問い合わせにつなげることができるのです。
ホームぺージと同様に、制作後の運用が非常に大切になってはきますが、上手に誘導できれば利益の獲得に繋がります。
サイトのデザインや構成を変える
ホームぺージのデザインや作る技術などはものすごい速さで変化しています。
デザインにもその時の流行があったり、IT技術も日々進化しています。
ホームページの寿命は一般的に2~5年と言われているので、作ったときから時間が経っている場合はリニューアルをおすすめします。
昔は実装が難しかった機能が今では簡単にできるようになったりしているので、そういった要望があれば提案するようにしましょう。
リニューアルすることでSEOの改善も見込めるので、それだけで訪問者数が増える可能性も高いです。
SNS運用
SEO対策は分析と改善を繰り返すことで成果につながるという特性上、長期的に行っていく必要があります。
SNSの運用はSEO対策と比べて速攻性が高く、相性の良い運用方法です。
代表的なものとしてTwitter、Facebook、Instagramが挙げられます。
これらのSNSは無料で登録できる上にユーザー数も多いので、非常に優秀な情報発信ツールと言えます。
Twitterは140文字以内で自分のつぶやきや写真・動画を投稿できるSNSです。
ユーザーの幅が非常に広く、拡散性も高いという特徴があります。
最新情報を発信する他、新しく仕入れた植物を掲載するなど連絡ツールとしても使えます。
Facebookは実名登録を必須にすることで高い信頼性を担保しているのが特徴。
特に30代以降のユーザーが利用している傾向があります。
Instagramはビジュアルを重視したSNSです。
Facebookと比較するとユーザーの年齢層が若く、10~20代の女性が使っている割合が高いです。
そのため女性向けの集客に最適と言えます。
このように、SNSにはそれぞれ特徴があります。
ターゲットや独自性を考慮してメディアを選定し、情報発信を頻繁に行うことで、会社の認知度アップにつながります。
リスティング広告
リスティング広告とは検索結果画面に表示される広告のことです。
SEOでは検索結果画面の上位に自店のサイトを表示させるために年単位の時間をかける必要がありますが、リスティング広告は広告費を支払えばすぐに上位表示が可能です。
なるべく早めに成果を上げたい方におすすめの施策と言えます。
広告の出稿自体はどなたでも可能ですが、運用は簡単ではありません。
データを見ながらキーワード選びや広告文の考案、ターゲットの設定などを行い、定期的に改善を積み重ねていく必要があります。
クリック課金制(広告をクリックすると費用が発生)であることから、知識がない状態で運用するとコストだけがかかり、思ったように見込み客が集まらないということもあり得ます。
可能であれば知識のある方に相談されるのがおすすめです。
ホームぺージから問い合わせがこない原因と対策方法について まとめ
ここまでホームページに問い合わせが来ない原因と対策について解説してきました。
まとめると
・テスト送信を行い正常に動作するかを確認する
・アクセス数はどのくらいか、サイトの導線は適切か、商品やサービスは魅力的な紹介をされているかを確認する
・アクセス数が少ない場合はSNSや広告の運用を行う
・アクセス数が多い場合はサイト設計を見直す
というような手順になります。
まずは原因を追究することで、その後の対策方法が明確になります。
逆に言えば、原因が分からないのにいくら対策を行ってもその効果は薄くなります。
原因を追究し適切な対策を行い、より良いホームぺージを作っていきましょう。
ホームページは自社の運用と同様に、真摯に向き合い運用していくことで大きな成果を生むことができるのです。