みなさんこんにちは!
WEB系フリーランスとして活動している大山です。
フリーランスになる前は制作会社で1年ほど勤務し、そこからフリーランスとして現在活動中です。
これまでにあったことや実際に活動してみて思っていたことと違ったことも沢山あったのでお話していきます。
フリーランスになって感じたこと
自由だけど自由じゃない
まず初めに、フリーランスになって感じたことは、「自由だけど自由じゃない」ということです。
みなさんのイメージ通り、フリーランスは自分で働く時間を決めることができたり、相性の悪い人とは無理にお仕事をしなくても良いというメリットがあります。
僕もフリーランスになる前はこんなイメージを持っていて、実際にフリーランスになった今でもこの考えは変わりません。
しかし、フリーランスになりたての頃は、案件が思うように取れず焦っていた時期もありましたし、そういう時は働いていない時間がもどかしいと感じる時もありました。
その感情に陥ると、休むと決めている日でも作業を行ってしまうことが何度もありました。
自由だけど自由じゃないというのはそういうことです。
文字でのやり取りは相手の感情が読みづらい
僕は文字でのやり取りが苦手です。
というのも、仕事上での文字だけでのやり取りは、どうしても文章が固くなりがちで、相手のメッセージを読んでいると、「この人機嫌悪いのかな」と感じることが多々あります。
実際にはそんなことはなく、メールの特性上仕方のないことだとは分かっているのですが。。
逆に、相手にもそう思われている可能性があると考えると気を付けなければならないことだと思います。
メールは丁寧に返信
文字でのやり取りをしていると、細かい気遣いができずに相手を不快にしてしまうこともよくあります。
僕はそうならないように極力気を付けているつもりではいますが。
WEB制作をしていて、納品した後の修正というのはよくある(というかほとんどの場合は)ことです。
自分が見落としていたミスであれば、申し訳ない気持ちになりますが、中には依頼前の内容には無かった(自分のミスではない)修正が出てくることもあります。
その時に、さも当然のように「修正お願いします」というメッセージを見ると、少し思うところもあります。
逆に自分が相手に対してこのようなことがないよう注意が必要だなと感じています。
モチベーションの保ち方
最近ようやく家でも集中が継続できるようになってきました。
フリーランスなりたての頃は、家で長い時間集中するのが難しくて、いろいろと苦労をしました。
3カ月くらいたってようやく家での作業になれてくることができました。
今でも本当に難しいなと感じるのが、モチベーションの保ち方です。
どうしてもやる気の出ない日はありますし、そういう時は作業をするのが億劫です。
休むわけでもなく、仕事が進むわけでもなく、生産性のない1日で終わってしまう日もあります。
そういう経験をして、つくづく感じるのは、環境の力というのはすごく大切だなということです。
僕は今、この記事をコメダ珈琲で作成しています。
ここに来る前は家にいたのですが、どうしてもやる気がでなくて、コメダに来たという感じです。
家だと出ないやる気も、環境を変えてみると意外にでてくるものなんですよね。
こういったカフェや、コワーキングスペースの大切さが身に沁みます。
案件の取り方
クラウドワークスは馬鹿にできない
フリーランスなりたての人は、案件の取り方で苦労される方も多いんじゃないかなと思います。
僕自身、案件を取るためにすごく苦労しました。(今も大変ですが・・・)
僕がフリーランスなりたての頃、案件の取り方について色々と勉強をしていました。
その中で多く目にしたのが、「クラウドソーシングは単価が安いから辞めたほうが良い」という意見です。
実際クラウドワークスは単価の安い案件も多くて、消耗してしまうこともありますが、それ以上にもっと大きなメリットがあると感じました。
それは、クライアントとのつながりが簡単にできるということです。
一度仕事を引き受けた相手とはある程度の信頼関係が生まれます。
仕事を依頼する側になると感じるのが、信頼できる相手にできるだけ仕事を依頼したいと思うことがよくあります。
僕自身、仕事が手いっぱいなときは、外部のパートナーにデザインを依頼するというのはよくあります。
適正価格の罠
フリーランスになると決意してから、色々と調べていく中で、「適正価格で依頼を受けるようにしないと自分が消耗する」という記事をよく見かけました。
当時はそうなんだなとその言葉を鵜呑みにし、お客様に対して見積もりの提案をする時には、安すぎない適正価格で提案を行っていました。
そこで気づいたことが、駆け出しでまだ実績も少ない僕が、適正価格でお仕事を受注するというのは難しいということです。
お客さんとしても実績が豊富で確かな実力が担保されている人であれば、安心して仕事を任せることができますが、スキルがいまいち分かりづらい相手に対して「適正価格」というのは少しハードルが高いのです。
提案する金額が自分のスキルとちゃんと見合っているのか、仕事獲得に困っている状況であれば、そこも見直していく必要があるかもしれません。
ただ、ここでもう一つお伝えしたいことは、スキルがないうちはずっと安い金額で仕事を引き受けなければならないということではありません。
一度仕事が完了し、またご依頼を同じ人からいただけた場合は適正価格で引き受ければ良いのです。
相手としても、一度依頼をこなせばこちらのスキルがある程度把握でき、信頼関係も出来上がっているので、仕事を依頼しやすいんですよね。
こちらのスキルを把握してもらえていない相手に対しては安く仕事を引き受け、リピートしてくれたら適正価格でというのが、僕が感じた案件を獲得していく上で大切なことだと思っています。
制作会社から受注ってどうなの
WEB系フリーランスの営業方法として有名なのが、制作会社と提携して下請けとして仕事をもらう方法があります。
僕もフリーランスなりたての頃は、制作会社に自分のスキルレベルとお仕事をもらえませんか??という趣旨のメールを送り、営業をかけていたときもありました。
何件か返信をいただき、仕事を受注したこともあったのですが、そこで感じたことは、制作会社からお仕事をいただくというやり方はその場しのぎの稼ぎ方だなということです。
もちろん向き不向きや、制作会社の方と提携したくさん稼いでいる方もSNSではよく見かける(本当かどうかは分かりませんが…)のでこれは僕の個人的な感想です。
僕がそう感じたのか理由は、制作会社の方から受注できる仕事というのは、簡単なメンテナンスや重要度の高くないような(いわゆる誰でもできるような)ページのコーディング案件が多いからです。
制作会社としても、重要度の高いページの作成を外部のフリーランスに依頼するというのは、よっぽど信頼関係が出来上がっていないとお任せすることはほとんどありません。
外部の方に依頼するのは、いきなり音信不通になったりなどのリスクが大きいのです。
またその制作物の著作権は制作会社のもので、作成したサイトを自分のポートフォリオサイトに制作実績として掲載するというのは、ほぼほぼできません。
実績にもならない簡単な仕事を引き受けていくのは、長期的な視点で見るとあまり良いことではありません。
また、外部のパートナーというのは、会社からしたら簡単に切りやすい関係でもあるのです。
フリーランスとして長く活動していきたいのであれば、お客さんと直接やり取りを行い、一からサイトを作り上げていく技術と、自分の実績を積み上げていくことが大切だと思っています。
返信は即レス
フリーランスとして活動するようになって感じるのは、返信速度の重要性です。
基本的には案件には納期が定まっていて、できるだけ納期には余裕をもって完成させたいというのがクライアントの心理です。
返信が遅いと、「仕事を放棄されたのかな」と不安になってしまいます。
大切なのは技術よりもコミュニケーション能力
いくら技術が高く、素敵なデザインや動きのあるサイトを作れたとしても、クライアントが求めているものができなければぼつ案となっていまいます。
仕事をしていく中で、完璧なデザインができたと思っても、お客さんからしたら違うデザインのほうが良かったと言われることはよくあります。
そういったことが起きるのは、お客さんと自分の認識がずれてしまっていることが大きな原因です。
ヒアリングの際には、クライアントがどこを重視しているのかをしっかりと聞くようにしましょう。
ヒアリングシートを作っておくと漏れがないので安心です。
フリーランスになる前に準備しておくこと
会社勤務はしておいた方が良い
フリーランスになってみて常々感じていることは、会社で実務経験を積んでいてよかったなということです。
独学で勉強していた時は、ネットで調べると色々な情報がありすぎて、なにが正しくてなにが間違っているのかというのがすごく分かりづらく作業をしながら、本当にこの方法であっているのかなと不安に感じることも沢山ありました。
制作会社でのやり方が絶対に正しいのかというと、決してそうではないと思いますが、会社として蓄積されたノウハウは僕の中でものすごく参考になっていて迷ったときは、会社にいた頃はこうだったなと意思決定の指針にすることも多いです。
退職前に案件の取り方を学んでおく
僕は会社を辞めてから、フリーランスとして本格的に営業を始めたのですが、退職前に可能であれば副業としてなにかやっておけばよかったなと思いました。
今でこそ食っていけるくらいには稼げるようにはなりましたが、辞めた当初は営業の方法も分からず、案件の獲得や仕事の進め方に苦労しました。
実際にフリーランスとして活動してみて疑問に感じることも多く、職場にいたら質問できたのになと感じることもあります。
退職前に、そういった営業の方法やできれば実際に案件をこなす練習を、在籍中にやっておくことをお勧めします。
最後に
会社員からフリーランスとして活動するようになり、会社員時代に良かったことやフリーランスとしての楽しさ等、本当に色々なことを学ぶことができました。
これからも色々なことを学びながら、腐らずに頑張っていこうと思います。
また、これからフリーランスを目指そうと思っている方、フリーランスとして活動している方の参考に少しでもなれれば幸いです。
最後までよんでくださりありがとうございました。