経営者の方であれば、「カフェの運営にホームぺージは必要なの?」と疑問を感じたことのある方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、ホームぺージは必要です。
普段から通っている人であればどんな雰囲気なのかが分かりますが、これから通いたいと考えている人はその限りではありません。
近所にカフェがいくつかあっても、それぞれの違いを思いつく人は少ないと思います。
そこで、ホームページを開設して、カフェの認知度を高めたり、競合他店との差別化を図ることで、見込み客を増やすことが大事になってきます。
PCやスマホで情報を検索することが当たり前となっている現在、ホームページを持っていることで、見込み客との接点を持つことができるため売り上げに繋げることも可能です。
その他にも、営業コストの削減や雰囲気を伝えることなど、カフェ運営にホームページは大切な役割を果たします。
本記事では
・カフェの運営にホームページは必要か
・ホームぺージを作成のメリット
・サイト制作時に掲載する情報と注意点
と言った内容についてわかりやすく解説していきます
ホームぺージの必要性
「食べログやぐるなび、ホットペッパーがあるからホームページは不要なのでは?」
そういう疑問を持つ経営者の方も多いかと思います。
この章ではぐるなびと一般的な飲食店サイトを見比べて掲載できる情報の違い、ホームぺージの必要性を明確にしていきます。
ぐるなびに掲載するのが難しい情報
・お店の雰囲気
・看板メニュー
・写真付きメニュー
・お客様の声
・お店のコンセプト
・お店からのお知らせ
・ブログ
・採用情報
・お問い合わせフォーム
書き出してみると、ぐるなびでは記載出来ない重要な情報は多く、これだけ見てもホームぺージを作成する必要はあると感じた方も多いのではないでしょうか。
ホットペッパーやぐるなび(ポータルサイト)でも、店舗情報やメニュー、座席数など必要最低限の情報を載せることはできますが、お店の雰囲気やコンセプト、看板メニューなどをお客様に伝えることは難しいです。
カフェの運営を行う際には必ず、そのお店が届けたい想いやコンセプトが必ずあるはずです。
ホットペッパーやぐるなびではそういった情報をしっかりと伝えることは難しいでしょう。
また、ホットペッパーやぐるなびなどのポータルサイトで、同じような評価で同じようなメニューを並べているお店はたくさん存在します。
同じようなお店が並ぶ中、他店と差別化できるのがホームぺージの有無です。
飲食店は他業種と比べてホームぺージの必要性が少ないと言われていますが、だからこそホームぺージがあることで差別化を図り、新規顧客の獲得に繋げることができます。
集客はホームぺージがあってこそ
ホームページは、あなたのカフェを知ってもらうための窓口となる場所です。
足を運んでもらいたいと考えるのであれば、まずはホームページでカフェの雰囲気やメニューの紹介を行うようにしましょう。
カフェの運営にホームページが必要な理由は2つあります。
・まだ自店を知らない多くの方に知ってもらうことができる
・ほかのメディア施策と組み合わせれば、集客力アップが期待できる
確かにホームページは作成してからも長期的な運用が大切ですが、こまめに運営していくことで、効率的に集客をすることが可能です。
新規ユーザーに訴求できるホームページを作成し、そこへ誘導するリスティング広告やSNS、チラシなどと組み合わせることではじめて集客効果が期待できるのです。
ホームページは、メディア施策の最終目的地です。
逆にいえば、ホームページがないまま宣伝を打っても、集客効果を最大限発揮することは難しいでしょう。
ホームぺージ作成のメリット
信頼度が高まる
ホームページがカフェの雰囲気をよく表していると、自店に寄せる信頼度が高まります。
ホームページはお客様からのお問い合わせの窓口としての役割も持っています。
SNSやチラシでのみ最新情報を更新するのではなく、ホームページと併せて活用することが理想と言えるでしょう。
お客様にとっては、求めている情報や価値のある情報がホームページにあると安心を得られやすいのです。
とくにカフェへの来店を考えている場合は、お客様自身も大きな不安を抱えているため、ホームページからの情報提供は必須です。
・怪しいカフェではないか
・どんな雰囲気なのか
・メニューの内容はどうか
・入店するにあたって信頼のおける相手か
・自分(お客様)とスタッフの相性は問題なさそうか
そんな不安を取り除けるコンテンツを、ホームページに用意しましょう。
ホームページはお客様の不安をとりのぞき、「安心感」を与えるのに適したツールです。
無料で持てるブログと違い、ホームページを開設するのは少し大変なため、持っているというだけでも効果的です。
自分で技術や知識があれば良いですが、そうでなければホームページは、多少なりともお金や時間をかけて開設する必要があります。
その大変さはお客様もご存じです。
だからこそ、「ホームページを持っている=ホームページにお金や時間をかけられる余裕があるきちんとしたところ」というイメージを持ってくれます。
もちろんある程度綺麗なデザインで、最低限のコンテンツが揃っていることが前提です。
でもそれさえクリアできていれば、ホームぺージを持っているだけでも、お客様に対して「安心感」「信頼感」を与えられます。
ぜひカフェの魅力を十分に引き出せるホームページの作成を検討してみてください。
競合との差別化に有効
個人経営のカフェは今後も続々とスターバックスやドトール、コメダ珈琲などの大手ライバル業者が拡大していくことが予想されるため、さらに競争が激しくなる可能性も。
そのため、競合他店との差別化を図ることが重要です。
自店の強みや魅力をアピールできる、「ホームページ制作・運用を行う」方法を導入するといいでしょう。
例えば、自身が「カフェに行きたい」と仮定します。
インターネットで関連情報をリサーチするなかで、複数の店舗を比較する場合、より魅力的に感じるホームページはどちらでしょうか?
A.各種ドリンク・料理のメニューごとに写真や説明が詳細に掲載されており、シンプルで分かりやすい。カフェのコンセプト・強みが一目で理解しやすく、「ページを読んでいて負担がかからない」と感じた。
B.写真や内容の説明は理解できるものの、ポイントが絞られておらず読みにくい。他カフェサイトと比較したところ、突出した強みも感じられず、メリットなども相違がないように感じた。
おそらく、ほとんどの方がAと答えるのではないでしょうか。
カフェに足を運んだことがないユーザーだと、「どのカフェを選べばいいのか分からない」と不安になってしまうことも多く、結果的に「大手のチェーン店にしよう」と名前だけで判断するケースも目立っているそうです。
そのため、ホームページ上で競合他店と違う魅力を打ち出すことができれば、あなたのカフェがユーザーの印象に残りやすくなります。
「こっちの店舗の方が安心感がある」「雰囲気が自分と合っていそう」とユーザーが思えば、そのまま来店につながる可能性があがるでしょう。
集客率UPにつながる
インターネット普及率を見て分かる通り、80%以上の人がインターネットを利用して、ホームページを閲覧しています。
飲食業界に限った話ではありませんが、現代ではほとんどの企業でホームページ・ウェブサイトを作成しています。
多くの方は、常にインターネット上でホームページをチェックしているのです。
もちろんホットペッパーやぐるなびさんなどを代表とするポータルサイトを閲覧している人も、行きたい!と思ったカフェのホームページを見にいくという行動を取ります。
・メニューを見て、自分の食べたい・飲みたいものがある
・各種料金がはっきりと提示されている
・カフェとスタッフの雰囲気がわかり、自分に合いそうか判断できる
・店主の思いや人柄がわかり、自分と相性がよさそう
・スマホでも見やすいホームページになっている
カフェのホームページからこれらの情報を参考に判断しています。
ポータルサイト → ホームぺージ
という流れですね。
このようなユーザーが取る行動を知らないと、ホームページの作り込みがあまくなり、新規のお客様の獲得する確率が下がってしまいます。
カフェはホームページを制作して、多くの人にインターネットを介してホームページを見てもらい、興味を持ってもらえば来店につなげることができるのです。
営業コストの削減
営業コストを削減できるのも、カフェがホームページを使うことのメリットです。
基本的には、ホームページから見込み客を獲得し、SNSやメールによって営業して「自店の顧客」へと育てていきます。
見込み客を獲得する手間がないので、営業コストを削減できるわけです。
もし、ホームページがなかったら、「見込み客を獲得する」ことから力を入れなくてはなりません。
もし見込み客を獲得できなければ、お客様の口コミ、チラシの配布やWeb広告を通じて、見込み客を獲得し、さらに顧客へと育てなくてはならず、営業にかかるリソースは非常に大きくなってしまうでしょう。
また、ホームページは365日、24時間稼働しているので、店舗が休日のときにも、ホームページが営業活動してくれます。
お問い合わせフォームがあれば、休日に問い合わせがあった内容も、営業日に確認することができるでしょう。
どんな店舗か知れる・交流のキッカケになる
ホームページを持つことで、お客様はどんなカフェなのかを把握することができます。
逆にホームページがない事は、名刺や看板がないようなものなのです。
ホームページから自店へお問い合わせできるフォームがあると、お客様側からいつでもお問い合わせできて安心できます。
カフェに限った話ではありませんが、ホームページをしっかりと運用し情報発信を続けることは信頼向上に繋がります。
また、質の高い情報発信を続けることでサイトとしての価値も高まりますし、サイトを訪れる人も増えて交流のキッカケにもなることもあります。
ホームページを正しく適切に運用することでイメージ向上になる部分もありますので、カフェのホームページも実際の運営と同様に真摯に向き合えば信頼性を高める効果を発揮します。
情報量や内容にほぼ制限がなく、独自の情報を出せる
ホームページを持つことで見込み客に、より自店の魅力やお店の詳細情報を伝えることが可能になります。
食べログやホットペッパー、ぐるなびなどは情報量に限界がありますよね。
また、他のお店との差別化と言う点でも違いを出しづらいというデメリットもあります。
例えば、あなたがお仕事の打ち合わせなど大事な人との食事ができるカフェを探しているとします。
その時にお店を選ぶ際に、食べログやホットペッパーだけの情報では心細いと感じるものです。
外観だけでなく、店内の雰囲気や席の広さ、スタッフにはどんな人がいるのか?
カフェの雰囲気やメニュー紹介など、お店選びに失敗したくないという願望が強いほど、お客様はより詳細の情報を欲しがります。
その際にホームページを持っているか、いないか、ホームページの運用をしっかりと行っているか、いないかでは雲泥の差です。
自店のこだわりをホームページであれば、画像や動画など使ってより魅力を伝えることが可能です。
競合他店の中から自分のお店を選んでもらうためにホームページは効果を発揮します。
最新かつ多くの情報を届けられる
チラシやパンフレットなどの紙媒体の資料はどうしても紙面のスペースの都合上、記載できる情報に限りがありますが、ホームページの場合はスペースに限界がありません。
また、最新情報の追加や内容の書き換えも簡単におこなえるため、伝えたい情報を最新の状態で漏れなく伝えることができます。
また、1つの市区町村(仮に5万世帯)に新聞の折込チラシを配布した場合、費用はデザイン・印刷込みでおおよそ20万円程度。
チラシの反響率は0.01%と言われていますので、5人程度のお問合せを獲得できる見込みです。
ホームページを活用したインターネット広告の特長は、エリアやターゲットを細かく絞り込んで配信できる点と、クリック課金方式である点がメリットです。
興味を持った人を効率よく集客でき、かつホームページを訪れた人の分だけ支払えばよいのがポイントです。
採用への効果
不特定多数が見ることができるホームページは、求人情報も掲載しておくとより良い効果が生まれます。
緊急的に必要になった時などは、人材紹介会社などに依頼するなどして、費用をかけて採用する事もあるかもしれませんが、「良い人がいたら、働きたいと思ってくれる人がいたら採用したいな。」といった緩い採用希望の場合、費用を投じてまで採用に力を入れるかというとそういう事は行われません。
しかし、ホームページを持っていれば、採用ページを作って公開をする事ができます。
また、ホームページがない場合、採用の簡単な問い合わせをしたいとなった時、会社に直接電話をするか、直接お伺いして話をするかという2択になりハードルが非常に高いです。
ホームページに採用情報を載せておくことで、問い合わせる側も、フォームやメールなどで問い合わせができるため、心理的ハードルも低くなります。
ホームページを持つという事はお客様へ伝えるだけでなく、一緒に働くスタッフへも働きかける事ができるのです。
求人誌への広告費用のカットにもなるため、メリットといえるでしょう。
作成時に掲載する情報
カフェのホームページに多く見られるページは以下の15項目です。
・ホーム(トップページ)
・店舗情報
・コンセプト
・アクセス
・施設紹介
・各種メニュー
・おすすめメニューの紹介
・料金
・キャンペーン
・お客様の声
・スタッフ紹介
・お知らせ
・ブログ
・採用情報
・お問い合わせ
この章ではこれらの各項目について詳しく解説していきます。
トップページ
トップページは、Webサイト全体の入口にあたる重要なページです。
トップページは訪れたユーザーにどのようなWebサイトか、誰のためのWebサイトなのか、Webサイト内で得られる情報は何かを伝える役割を持っています。
トップページに掲載した情報は、ユーザーの興味や関心を引くと同時に離脱を引き起こす可能性があるため、トップページをしっかりと作り込むことが重要です。
トップページは、ユーザーが必要とする情報へ案内するためのページです。
トップページを設けることで、ユーザーが求める情報を詳細に解説しているページへスムーズに誘導できます。
必要な情報へスピーディーに誘導できれば、ユーザーの離脱を防げます。
メインビジュアル
メインビジュアルとは、主にホームページのトップにあるイメージ画像のことです。
ホームページを開いた瞬間に、最初に目に付くことから「ファーストビュー」と呼ばれることもあります。
メッセージ性のあるキャッチコピーが掲載されていたり、直感で「これは何のホームページなのか?」イメージすることができます。
ほかにも企業名やロゴマーク、サービスの説明なども掲載されています。
店舗情報・コンセプト
ホームページは、インターネット上におけるお店の名刺ともいえます。
住所や電話番号、営業時間など店舗の基本情報は、もれがないように注意しましょう。
そのうえで、自店の雰囲気や競合他店との違い、コンセプトを紹介していくと良いです。
ホームページを見る人に、店舗としてのこだわりがしっかり伝わるようにすることがポイントです。
コンセプトとは「概念」という意味ですが、ホームページを作る際のコンセプトとは「目的を達成するためにどのような切り口・魅せ方をするか」という事です。
コンセプトを最初に固めておくと後からブレる事がなくなり、ターゲットとするユーザーに情報が届きやすくなります。
ペルソナ(ターゲット像)の決め方
ターゲットを決める方法として、もっとも手軽なのは、自店のお客様になってくださっている方の中で、「こういう人をお客様としてもっと増やしたい!」 「こういう人にホームページを見てほしい!」と思うような人物を一人思い浮かべることです。
そして、その人物の年齢や家族構成、仕事や考え方などをメモに書き出してみてください。
ペルソナが定まったら、その人が共感してくれるコンセプトを決めましょう!
お客様の声
実際にカフェに来店しているお客様の声もまた優れたホームページを完成させる上で欠かすことのできない重要なコンテンツです。
利用者の声を載せるという行為は、リアルな評価を提示することができます。
可能であればお客様の年齢やご職業をアンケートで集計し、ホームページで公開することの許可を頂きましょう。
さまざまなコンテンツのなかでも「お客さまの声」は、最強コンテンツ、あるいはキラーコンテンツと呼ばれています。
そう呼ばれている理由は、それを載せるだけで、集客力をアップさせる効果があるからです。
メリット
・企業や店舗の信頼感を増すことができる
・自慢感や押し付けがましい印象を解消できる
・人気商品であることをアピールできる
・見込み客に対し効果的にベネフィットを提示できる
・顧客との距離感を縮め不安感を取り除く
成果を挙げている企業のホームページでは、手間暇をかけて、この「お客さまの声」を集めて掲載しています。
メニュー紹介
カフェのホームページにおいて、料理・ドリンクは「来店する理由」となる重要なコンテンツです。
メニューのテキスト情報と写真を充実させましょう。
写真は自分で撮ることもできますが、やはりプロに依頼したほうが料理の魅力が伝わりやすい写真になります。
料理撮影専門のプロカメラマンもいるので予算に応じて依頼してみると良いでしょう。
完成した料理の写真だけでなく、調理中の写真やお客様が食べている様子がわかる写真を掲載するのもおすすめです。
とくにお客様の様子がわかる写真はテキストでは伝えきれないお店の魅力を伝えてくれます。
「お店の雰囲気」「料理を待つワクワク感」「料理の味」などを見ている人に想像させます。
写真や映像コンテンツの力を有効に利用しましょう。
看板メニュー
お店にはさまざまなメニューがありますが、その中でもこのお店と言えば○○、と言えるようなメニューのことで、文字通りお店の看板に大きく書いたり、ホームページなどでお店の紹介をするときに大きく写真を載せたりするようなメニューです。
看板メニューを作ることは、「リピーターを増やす」「新規顧客を増やす」という、売上アップするためのマーケティング上で非常に重要なことです。
印象に残る
看板メニューの役割で大きいのは「他店との差別化」です。お店を継続的に運営していく上では、なんと言ってもリピーターが大切です。
しかし飲食店は星の数ほどあります。お店を同じようなウリのお店もあるので、「いかに印象に残るか」が重要になってきます。
看板メニューがあると印象に残りやすいので、選んでもらえる確率はグンと高まってきます。
より自信のある料理を確実に味わってもらえる
看板メニューは食べてもらえる確率が高いメニューです。
どの料理を選ぶかはお客様の自由ですが、より自信のあるメニューを食べてもらえれば、リピート確率が高まります。
口コミにつながりやすい
新規顧客の集客に欠かせないのが口コミです。
誠実に良い店舗を運営していれば、自然に口コミをしたくなるものです。
ですが、お客様は宣伝のプロではありません。お店の魅力を上手に伝えてくれるとは限りません。
例えば「すごくいいカフェがあったから行ってみて!」だけだと、記憶に埋もれてしまいますが「ブルーマウンテンNo.1のコーヒー豆を使っているすごく美味しいカフェがあるから行ってみて!」と言われたら魅力的に感じる可能性は高まってきませんか?
話題にもしやすいので口コミされる確率も高くなり、より多くの人に存在を知ってもらえます。
グルメサイトやSNSで印象に残りやすい
口コミだけでなく、グルメサイトなどでの見栄えにも影響してきます。
ただ漠然と「雰囲気の良いカフェ」と紹介されるより、印象に残る看板メニューと併せて紹介されたほうが、印象に残るだけでなくメニューにこだわりを持っている様子が垣間見え、お店に抱く印象が高まります。
このように、看板メニューはマーケティング上重要な役割を担っています。
お知らせ
お知らせ機能やブログを設置し、定期的に更新しましょう。
年末年始の営業時間や臨時休業を知らせたいときはお知らせなどにもページを活用できます。
また、頻繁に更新していると「活気がある」「多くの人が利用している店舗で人気がある」というよい印象を与える効果もあります。
ブログ
集客効果を出すためには、ホームページは制作するだけではなく、制作後の運用が大事です。
例えば、コーヒーに関する役立つ知識をブログで発信し、Google検索にヒットするような記事を書けば、多くの人がブログからホームぺージへ流れるようになるので、ブログ自体が強力な集客ツールになります。
また、ブログで専門性を高めることでGoogleからの評価が高まるため、検索結果で上位に表示することができるSEO対策としても効果的です。
なおブログは、簡単に登録・利用できるブログサービスではなく、WordPressがおすすめです。
WordPressは無料ですが、余計な広告が入らずデザインも洗練されているので、高品質なブログになります。
採用情報
採用情報・求人情報では、
・募集要項
・希望職種
・応募資格
・採用フロー
・面接地
・応募フォーム
などを掲載します。
求職者が見たときに、どのような職種を募集していて、自身は該当するのか、併せて採用スケジュールもわかるように作成しましょう。
採用担当からのメッセージ
どのようなことを期待しているか、どのような信念を持って仕事に取り組んでほしいかなど、一緒に仕事をしていくうえでどのような人を求めているかなどを示します。
採用の流れ
採用するまでのフローや必要な書類、資格などを提示します。
よくある質問
研修の期間や内容、職場の雰囲気、残業・休日出勤に関する内容などを記載します。
休日出勤などもある場合、カフェとしてどのような形で仕事に取り組んでいるかを示したうえで、プライベートに対することも大切にしていることを伝えましょう。
その他
「スタッフインタビュー」や「先輩社員の一日」など仕事風景が目に見える情報記載、専用ページを設けることで、実際に働いた時のイメージが湧きます。
お問い合わせフォーム
住所・電話番号と関連して、顧客との接点を増やすためにお問い合わせフォームをサイト内に設置するのもおすすめです。
電話番号は営業時間中しか対応できませんが、お問い合わせフォームは24時間送ることができ、翌日以降に対応することもできます。
フォームを設置するメリットとしては、お客様が気軽に悩みを相談し、解決できるということです。
もしもお客様が悩みや不安を抱えていても、来店や電話で改まって聞くほどのことでない悩みだと思ってしまえば、不安や悩みはそのままになってしまいます。
メールなどの問い合わせフォームも、手軽に聞くことができるので直接聞くよりも利用しやすく不安を解消するためのハードルが下がることでしょう。
店舗にとっても様々な意見を目にすることで、お客様の意見を反映したより良い経営ができるメリットがあります。
サイト作成時の注意点
お客様が知りたいこと(読みたいこと)を伝えられているか
あなたは、どんな時にネット検索をしていますか?
何かを検索するときは大抵、探し物や知りたいことがあるときではないでしょうか。
夜間や早朝に営業しているカフェ探しや予約、急ぎの買い物や調べものなど、自分の問題を解決したくてネット検索をしています。
カフェ探しはどうでしょう?
お客様は自分の知りたいことを教えてくれて、自分の計画を実現できるそうなカフェに来店します。
そして、お客様の来店に繋がるサイトには共通してわかりやすく書かれているものがあります。
それは、どんな空間をお届けできるか、どんなメニューを提供できるのかです。
そして、ネット検索はテレビとは違って検索結果で見に来ている人なので、必要な情報にミスマッチはありません。
知りたいことはハッキリしています。
そのカフェにいくと自分の今の欲求を満たせるのか、結果がわからない発信では来店に繋がりません。
それも、記事の始めにしっかり書くことが大切です。なぜなら、読者さんは最後まで読んでくれるとは限らないからです。
逆に、はじめに読んでもらうことが出来れば、興味関心をもって先を読み進めてくれるようになります。
この「どんな空間をお届けできるか」「なにを提供できるのか」をお伝えすることが一番大切です。
ライバルとの違いを明確にする
お客様に興味をもってもらうためには、自分のカフェならではの魅力を打ち出すことが大切です。
ライバルとの違いを明確にしたうえで、ほかにはない特徴やメリットを洗い出しましょう。
ここで重要なのは、お客様から見て魅力的に見えるかどうかです。
ユーザーの目線に立ち、どのようなカフェに魅力を感じるかイメージしましょう。
ターゲットを具体的に定める
集客するうえでは、ターゲットも具体的に定める必要があります。
カフェでどのようなお客様を対象にしているのか明確に意識しましょう。
ターゲットによっても、効果的な宣伝の方法は異なります。
ターゲットの目に入りやすい方法で宣伝し、ターゲットに響く内容を示すことが大切です。
常にターゲットを意識して集客しましょう。
ペルソナをイメージする
ターゲットがどのような人物なのか明確にするためには、さらにペルソナをイメージすると効果的です。
たとえば、カフェのターゲットが20代の女性である場合、年齢、家族構成、職業、収入などの細かいプロフィールを考えます。
ペルソナとして具体的な人物を想定すると、よりターゲットに響きやすい宣伝ができます。
訴求するポイントを意識する
ペルソナに対し、何をどのようにアピールすればいいか考えましょう。
ペルソナによって響く内容は異なります。
また、カフェとして訴求したいポイントによっても、効果が出やすいメッセージの書き方は変わってくるでしょう。
ペルソナとアピールしたい内容を考慮しながら、最も魅力的なメッセージを考える必要があります。
集客計画を立てる
集客はただ取り組むのではなく、明確な計画を立てたうえで取り組みましょう。
いつまでに何人を集めるかについて目標を決めてください。
目標があれば、具体的にどのような取り組みが必要か考えやすくなります。
また、集客方法を実行するだけでなく、空間やメニューの内容も見直してターゲットにマッチする内容になるようにしましょう。
制作後の運用方法
リスティング広告【早く効果が見込める定番の広告】
リスティング広告とは検索結果画面に表示される広告のことです。
たとえば、「カフェ 世田谷」という検索キーワードは世田谷区でカフェを探している方が検索している可能性が高いです。
このキーワードに対して世田谷区内のカフェが広告を表示させてホームページにユーザーを誘導すれば、来店してくれる可能性が高くなります。
SEOでは検索結果画面の上位に自店のサイトを表示させるために年単位の時間をかける必要がありますが、リスティング広告は広告費を支払えばすぐに上位表示が可能です。
なるべく早めに成果を上げたい方におすすめの施策と言えます。
広告の出稿自体はどなたでも可能ですが、運用は簡単ではありません。
データを見ながらキーワード選びや広告文の考案、ターゲットの設定などを行い、定期的に改善を積み重ねていく必要があります。
また、クリック課金制(広告をクリックすると費用が発生)であることから、知識がない状態で運用するとコストだけがかかり、思ったように見込み客が集まらないということもあり得ます。
可能であれば知識のある方に相談されるのがおすすめです。
ポータルサイトへの登録
ポータルサイトとは特定の業種あるいは地域にある事業所の情報をまとめたサイトのことです。
習い事・教室の情報を集めた「ジモティー(地域の事業所の情報を集めたサイト)」や「エキテン(オールジャンルの店舗ポータルサイト)」、不動産会社の情報を集めた「SUMO」などが有名です。
カフェであれば「ぐるなび」や「食べログ」などが挙げられます。
ポータルサイトはSEOが非常に強いため上位表示されやすく、情報を掲載することで認知度をアップさせることが可能です。
SEOやリスティング広告に加えてアクセスの間口を拡げることができます。
ただし、こちらもただ情報を掲載すればいいというものではありません。
写真や動画をアップして教室の雰囲気が伝わりやすくする、独自性を打ち出した説明文を掲載する、ホームページのURLを掲載するなど、さまざまな施策を行う必要があります。
SNSを使った集客
代表的なものとしてTwitter、Facebook、Instagramが挙げられます。これらのSNSは無料で登録できる上にユーザー数も多いので、非常に優秀な情報発信ツールと言えます。
Twitterは140文字以内で自分のつぶやきや写真・動画を投稿できるSNSです。
ユーザーの幅が非常に広く、拡散性も高いという特徴があります。カフェの最新情報を発信する他、料理やコーヒーなどのメニューを掲載するなど連絡ツールとしても使えます。
Facebookは実名登録を必須にすることで高い信頼性を担保しているのが特徴。
特に30代以降のユーザーが利用している傾向があります。
Instagramはビジュアルを重視したSNSです。
Facebookと比較するとユーザーの年齢層が若く、10~20代の女性が使っている割合が高いです。
そのため女性向けの集客に最適と言えます。おしゃれな雰囲気を演出したい、カフェの空間や雰囲気づくりをアピールしたい方にもおすすめです。
このように、SNSにはそれぞれ特徴があります。
ターゲットや独自性を考慮してメディアを選定し、情報発信を頻繁に行うことで、カフェの認知度アップにつながります。
MEO対策
GoogleMapでの上位表示対策のことです。
Googleで「地域名+カフェ」で検索すると、近隣のカフェ上位3枠だけ名前と情報が表示されます。
この3枠に表示されるように対策をするのです。
スマホで検索すると検索結果画面いっぱいにマップが表示されてタップされやすく、集客に有利です。
MEO対策の第一歩はGoogleマイビジネスに登録、あなたの店舗情報を掲載すること。
MEO対策はまだ浸透しているとはいえません。
ライバルが少ない今のうちに実施しておきましょう。
チラシの活用
チラシは、カフェに近いエリアのみに絞って配布できます。
実際にカフェへ通える人へ情報を届けられるため、効果的です。
たとえば、新聞に折り込んだり、自らポスティングしたりして配布する方法があります。
チラシを作成するときは、必ず問い合わせ先やホームぺージのURLを明記しておきましょう。
興味をもった人が連絡できるようにするためです。
また、SNSやホームページも掲載しておけば、気軽に詳細を確認してもらえます。
ホームぺージを作成するなら
ホームぺージ制作を依頼する際に、フリーランスの方にお願いして安く作るか、せっかくなら制作会社に依頼してしっかりとしたものを作るかでお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
制作したいWebサイトの内容・仕様や、制作会社またはフリーランスとの繋がり方・関係にもよりますが、無難なのはWeb制作会社です。
一方でフリーランスは信頼できる人材の発掘が困難ではあるものの、繋がることができれば、コミュニケーションの取りやすさや柔軟な対応、価格の安さなど制作会社を上回る大きなメリットがあります
ホームページ制作会社へ依頼
カフェのホームページを多数制作した実績があれば、当初イメージしていたホームページよりも良質なものが作れると期待できます。
経験を積んだプロに依頼するため高いクオリティと満足度が得られますが、その分高額になることも忘れないでください。
フリーランス・個人に依頼
フリーランスにホームページ制作を依頼する場合、基本的には価格を安く抑えられることがメリットです。
Web制作会社に依頼をすると小規模なサイトで10万円、大規模なものになると200万円もの余分な人件費がかかってしまいます。
フリーランスの場合、制作を依頼したい人を自由に選べます。
実績や制作期間、人柄など希望する条件にマッチする人に自由に依頼できるので、ミスコミュニケーションが起こりにくく、希望通りに制作が進みやすいと言えます。
ホームページの必要性と制作時の注意点について まとめ
スマートフォンやタブレット、パソコンで、どこにいてもインターネットを利用できる現代では、ホームページを作成していないというだけで集客にも大きな影響を及ぼします。
ホームページは、お店の顔でもあり来店を予定しているお客さんに安心感や信頼感を与えられるほか、必要な情報をピンポイントで提供できること、オリジナリティを出せるので競合店との差をつけられることなどさまざまなメリットがあるのです。
お店にとってメリットが大きいだけではなく、来店するお客さんにとってもメリットは大きいので、魅力を伝えられるようなホームページを作成し、新規客と固定客の獲得を目指しましょう。