ホームページの作成費用には非常に幅があり、数万円で作れるものもあれば数百万円以上かかるものもあります。
ホームぺージを作成する際に相場を見てこんなに高いのかと驚かれた方もいるかと思います。
本記事では
・ホームぺージの作成はなぜこんなに高いのか
・安い金額で制作する方法
・金額を抑えるために
と言った、ホームページを安い金額で作成する方法について詳しく解説していきます。
ホームページ制作はなぜこんなに高いのか
ホームページ制作を依頼してから、完成までは次のような工程があります。
・ヒアリング(お客様からの要望を聞き、サイトに反映させる)
・ご提案・お見積書
・契約書締結
・【制作業務開始】構成ラフ(設計)(サイトの大まかな構成)
・デザイン
・コーディング
・更新システムの連携(WordPressなど)
・デバック(意図した動作になっているかなどの確認)
・公開・納品(ホームぺージが見れる状態)
制作会社と個人やフリーランス、どちらに依頼した場合も作業工程は同じです。
ただ大きく異なるのは、制作会社では1つの案件に対して複数人で取り組むということです。
例えば大手の制作会社の場合、以下のように複数人が一つの案件に携わります。
・お客様からの要望をヒアリングし、サイトの構成や制作管理を務めるディレクター
・ホームページのデザイン制作にあたるデザイナー
・ホームページの内容を、コンピューターの言語で記述するコーダー
・お知らせやブログの機能を実装するエンジニア
・ホームページの規模が大きければ、複数のデザイナーやエンジニアが制作にあたります
各工程は、それぞれ専任のスタッフが担当します。
そして各担当者を統括管理するディレクターもいます。
それぞれの工程の専門家が制作にあたり、それを別の視点でチェックし管理する体制があるため、質の高いホームページを作成することができるのです。
しかし携わる人が増えれば、人件費も必要です。
細かい修正が発生した場合も、修正内容を伝えるディレクター、修正を行うデザイナーやコーダー等、複数の人員が動くことになるため、その費用や日数がかかります。
さらに、スタッフが業務にあたるためのオフィスの賃料や機器の費用などの諸経費も、製作費に含まれます。
そのため制作会社に依頼した場合は、製作費が高額になりがちです。
個人やフリーランスの場合も、ホームページ制作にかかる作業の工数は制作会社と何ら変わりはありません。
しかし制作会社が複数の担当者がそれぞれ業務を分担しているのに対して、個人やフリーランスの場合はほぼ1人で全ての作業工程を行います。
また制作会社と違い、大きなオフィスを構える必要もないため人件費や諸経費が不要です。
そのため個人やフリーランスは、制作会社より制作費用の価格が低い傾向にあります。
費用を安く抑えるためにできること
フリーランスに依頼する
フリーランスにホームページ制作を依頼する場合、基本的には価格を安く抑えられることがメリットです。
Web制作会社に依頼をすると小規模なサイトで10万円、大規模なものになると200万円もの余分な人件費がかかってしまいます。
制作会社の場合はディレクターやプログラマー、コーダーやデザイナーなど、さまざまな職種が関わっているため、企業規模の大きさに比例して制作費用も高額になるのです。
テーマ・テンプレートを使用する
ホームページ制作では、テンプレートを利用するかオリジナルデザインを作成するかで費用に差が生じます。
テンプレートを利用する場合は依頼者の要望に合わせて既存のものをカスタマイズするだけであるため、作業量も少なく金銭的・時間的なコストも低く抑えることが可能です。
テンプレートのためどうしても他社と似たようなデザインにはなってしまいますが、時間的・金銭的なイニシャルコストは抑えられるためすぐにホームページの開設・運用が可能です。
自分で制作する
時間が許せば、完全無料で自社ホームページを作成することも可能です。
ホームぺージ制作を仕事にしている私としては、あまりおすすめのやり方ではありませんが…
頑張って作ってみた結果、なんとなくダサいサイトができてしまうというのはよくあることです。
勉強始めたての自分がそうでしたので。
自分で作成する場合はドメイン(URL)の契約や、画像やテキストなどをWeb上に保管するサーバーの契約も必須になります。
また、サーバーの契約を個別にする代わりに、ホームページ作成ツールに月額費用を支払うという方法もあります。
いずれにしても、自分で運営を行うのであれば初期費用0円・年間2万円以内の予算でも可能です。
自社で素材を用意する
デザインの素材をどれだけお客様の方で用意できるかは、WEBサイトの制作費用を抑える重要な要素になります。
デザインの素材には、写真や画像、ロゴマーク、テキスト文章などがありますが、すべてを業者に用意をしてもらうことで見積書の金額は上がってしまいます。
また、社内で写真撮影をしたり、テキストのライティングやキャッチコピーを考案することで、見積書の項目から除外することができます。
WEBサイトの制作費用を削減したい場合には、お客様の方も積極的に協力をすることが必要です。
ホームページ作成の目的を明確にする
ホームページを作成する目的を明確にすることで、費用を安く抑えられる場合があります。
プログラムやシステムとの連携が絡むような複雑な要件は、どうしても見積の金額が高騰します。
WEBサイト作成時には、本当に自社にとって必要な機能なのか?を見極めることが重要です。
目的を明確にすることで、不必要な機能の実装に余計な費用がかかってしまうことを防ぐことができます。
依頼先別ホームぺージ制作費用早見表
HP制作業者 | 20万円~100万円 |
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広告代理店・マーケティングコンサル会社 | 100万 ~ 500万円 |
個人(フリーランス) | 10万 ~ 50万円 |
クラウドソーシング | 数万円 ~ 30万円 |
HP作成ソフト | 0円 ~ 2,000円 |
数ページ〜10ページ程の規模で、高度なプログラミングを伴わない一般的なコーポレートサイト・サービスサイトを前提としています。
金額だけで評価しない
依頼先を見積金額だけで判断してしまうのは危険です。
安くホームぺージ制作を請け負っている業者には必ず理由があります。
安易に格安の業者を選んでしまうと
・全く成果のでないホームページが出来てしまった
・運用時点の要望に答えてもらえず、改善ができなくなってしまった
ということがあるので注意が必要です。
ホームページを安い金額で作成する方法 まとめ
ホームページ制作に際しては目的を明確にしておくことが重要です。
ホームページ制作費用は目的に応じて異なるため、目的をつきつめて費用との最適なラインを割り出すことが重要です。
今回の内容を参考にホームページ制作の費用感やポイントについて把握し、目的に沿ったホームページを納得のいく費用で制作していただければ幸いです!