パソコンやスマホが普及し、気になるお店や会社の商品を調べる時は「インターネット」での検索が一般的になりました。
インターネットで調べることで、そのお店がどんなところでどんなサービスを行っているか、その評判はどうかなどを詳細に調べることが出来るようになりました。
ホームページを開設することは、自社サービスの宣伝ができるだけでなく、お店の情報を一般に公開することで、信頼を獲得できるメリットがあります。
本記事では、ホームぺージの中でも「美容室」のホームページに関する内容について詳しく解説していきます。
美容室にホームページは必要か
美容室のホームページは、あなたのお店を知ってもらうための窓口となる場所です。
実際の店舗にも足を運んでもらいたいと考えるのであれば、まずはホームページで疑似体験してもらい、自店を知ってもらうようにしましょう。
美容室にホームページが必要な理由は2つあります。
・まだ自店を知らない多くの方に知ってもらうことができる
・ほかのメディア施策と組み合わせれば、集客力アップが期待できる
確かにホームページは作成するだけでは集客には結びつきませんが、こまめに運営していくことで、大手ポータルサイトよりも割安に集客することが可能になった事例もあります。
新規ユーザーに訴求できるホームページを作成し、そこへ誘導するリスティング広告やSNS、チラシなどと組み合わせることではじめて集客効果が期待できるのです。
ホームページは、メディア施策の最終目的地です。
逆にいえば、ホームページがないまま宣伝を打っても、集客効果を最大限発揮することは難しいでしょう。
美容室サイトがあることのメリット
昨今は美容系のポータルサイトが多数あるため(ホットペッパービューティー・楽天ビューティなど)、ポータルサイトをホームページの代わりにしている美容室も少なくありません。
ポータルサイトの活用やSNSでの発信をしている店舗にとって、「ホームページは本当に必要なの?」という疑問を持たれることもあるかと思います。
この項では美容室がホームぺージを持つことの6つのメリットについてお伝えします。
新規顧客に効果的にアピール!
インターネット普及率を見て分かる通り、80%以上の人がインターネットを利用して、ホームページを閲覧しています。
多くの方は、常にインターネット上で美容室のホームページをチェックしているのです。
もちろんホットペッパービュティさんなどを代表とするクーポンサイトを閲覧している人も、行きたい!と思った美容室のホームページを見にいくという行動を取ります。
“ホットペッパービュティさん → 美容室ホームページ”
という流れですね。
このようなユーザーが取る行動を知らないと、ホームページの作り込みがあまくなり、新規のお客様の獲得する確率が下がってしまいます。
美容室はホームページを制作して、多くの人にインターネットを介してホームページを見てもらい、興味を持ってもらえば来店につなげることができるのです。
正確な情報の掲載
美容室に限らず、ホームページや公式サイトを作成するメリットは「正確な情報が掲載できる」点です。
ポータルサイトにも正確な情報の掲載は可能ですが、ユーザーは「公式サイト」が発信する情報を信用する傾向があります。
美容室の評判はSNSの情報などに左右されることが多く、その中に誤った情報を載せられると間違ったうわさが広まってしまいます。
例えばSNS上に「まつ毛エクステもしてくれる」と誰かが投稿したとします。
しかしそれが実際には提供していないサービスだとしたら、どうなるでしょうか?
ホームページがない状態だとユーザーは電話で問い合わせるしかなく、お店も対応に時間がとられるばかりか新規客の獲得にもつながりません。
一方、ホームページがあれば正確な情報を伝えられます。
問い合わせに対応する時間も、ホームページがない場合に比べれば格段に少ないでしょう。
美容室の特色をアピール
ホームページのデザインを工夫すれば、美容室の特色をアピールできます。
店の雰囲気やコンセプトに合わせたデザインにするなら、他店との違いもわかりやすく差別化も可能です。
一方、ポータルサイトは各ページのデザインが統一されており、オリジナル感が出しづらいというデメリットがあります。
美容室の特色をアピールしたいのであれば、ホームページの作成がおすすめです。
予約ツールの利用で手間を減らす
ホームページに予約ツールを導入すれば、いつでもどこでも予約可能です。
電話のみの対応ではスタッフの時間が取られてしまうほか、ダブルブッキングなど人為的なミスも発生しやすくなるでしょう。
対応時間の削減と人為的ミスを防ぐため、予約ツールを活用するのも一つの手です。
採用にも役立つ
ポータルサイトに無料で掲載できない情報が「採用情報」です。
ホームページを見て求人に応募する人は、給与や待遇などの採用条件だけでなく、公式サイトの豊富な情報から感じられる店の雰囲気を知った上で応募したいと考えているでしょう。
そのような場合、スタッフの募集をしているのか、応募はどのようにすればよいかなどホームページに掲載してあると親切です。
また求人サイトに掲載すると掲載料が発生しますが、ホームページであればその費用を抑えられます。
美容室のホームページを制作して、お客様への信頼度アップ!
最後に美容室がホームページを制作するメリットとして、美容室のブランディングというものがあります。
近年では、ホームページを持っていない美容室が少なくなってきました。
最初に説明した、インターネットの普及率から、どの美容室もホームページの重要性に気づいているからです。
今ではもう、美容室のホームページが無い=美容室の信頼度が無い。
というような位置づけになってきてしまいました。
こうした時代の流れからも、美容室のホームページ制作は非常に重要であると感じます。
現在、「サロンのホームページがない」「一応あるけど、デザインが古い」「更新が止まっている」そういった場合、すぐに見直すことをおすすめします。
美容室サイト作成時におさえるべきポイント
メインビジュアルは重要
メインビジュアルとは、主にホームページのトップにあるイメージ画像のことです。
ホームページを開いた瞬間に、最初に目に付くことから「ファーストビュー」と呼ばれることもあります。
メッセージ性のあるキャッチコピーが掲載されていたり、直感で「これは何のホームページなのか?」イメージすることができます。
ほかにも企業名やロゴマーク、サービスの説明なども掲載されています。
お店のコンセプト
美容室サイトにはそのお店のコンセプトが掲載されていることがほとんどです。
お客様に、あなたのお店をどういう風に見てもらいたいか、お客様にどんな価値を提供する店にしたいかといった、表面的でもあり根本的なテーマとなります。
企業のコンセプトがお客様の求めるものとマッチすれば、新規顧客の獲得につなげることができます。
メニュー
シンプルに「カット〇〇円〜 カラー〇〇円〜」という、カテゴリーごとの値段表記だけで済ます美容室もあれば、サロンで提供するメニューを事細かく全て掲載している美容室もあります。
個人的には、メニューページはわかりやすくどんなメニューがあるかひと目で分かるくらいにまとめて、こだわりを語りたいなら特設ページを作る方がいいという考えです。
財布にいくら入れていけばいいか大体の予算と対応できるメニューがわかれば、じゅうぶんではないでしょうか。
ヘアーカタログ
美容室によって得意なスタイルや推しが違いますよね。
お店にとっては、他店と差別化する武器ですし、お客様にとってはそのお店に足を運ぶ理由になります。
なので、スタイル写真の見せ方と使いやすさは非常に重要です。
スタイル写真の掲載は、どのような系統のカット・カラーが得意なのかがわかるほか、美容師のスキルもアピールできます。
お客様の声
さまざまなコンテンツのなかでも「お客さまの声」は、最強コンテンツ、あるいはキラーコンテンツと呼ばれています。
そう呼ばれている理由は、それを載せるだけで、集客力をアップさせる効果があるから。
成果を挙げている企業のホームページでは、手間暇をかけて、この「お客さまの声」を集めて掲載しています。
メリット
・企業や店舗の信頼感を増すことができる
・自慢感や押し付けがましい印象を解消できる
・人気商品であることをアピールできる
・見込み客に対し効果的にベネフィットを提示できる
・顧客との距離感を縮め不安感を取り除く
スタッフ・技術ブログ
スタッフブログを設置し、定期的に更新しましょう。
スタッフの人柄を伝えるためのツールとして活用するのもよいですが、年末年始の営業時間や臨時休業を知らせたいときにもページを活用できます。
営業時間を書き換えるほど長期間にわたって営業時間と休日が変更しないのであれば、お客様に伝えたいイレギュラーな事項はスタッフブログに掲載しましょう。
また、頻繁に更新していると「活気がある」「多くの人が通っている美容室で人気がある」というよい印象を与える効果もあります。
SEOにも効果的
例えば、インターネットで【表参道 美容室】と検索したとします。
検索してみると、上位1位~7位まではクーポンサイトが表示されました。
8位~に美容室の情報がやっと表示されています。
通常であれば、知りたい情報は1ぺージ目で解決されますので、2ページ以降は見られないことが多いんです。
つまり、大手クーポンサイトにSEO対策で勝たない限りはインターネット検索による新規客は増えません!
しかし【表参道 美容室】の検索キーワードで上位に表示されるのは難しいですが、髪の毛に関する悩みを抱えて人たちが検索するキーワードにおいては上位表示が十分に可能です。
髪の毛の専門家でもある美容師さんの知識は、髪のトラブルに悩む人を救える記事を書くことができるはずです。
実に、ブログこそ、店舗規模が小さく資金力も弱い個人営業の美容室にとって、最強の集客ツールになる可能性を持っています。
ローカルSEOも重要
美容室のような店舗型ビジネスの場合は、お客様が来店できるエリアに範囲が生じます。
こういう場合はローカルSEOといって、例えば【表参道 美容室】のように地域的な情報を検索する人からのアクセスを増やすための取り組みが重要になってきます。
ローカルSEOで、存在感を増す方法にはいろいろあります。
まずは、Google マイビジネスに登録しておきましょう。
検索時に店舗情報や経路案内を表示してくれます。
星の数や口コミで評価されてしまうところがちょっと怖いですが、口コミは励みにもなりますし営業方法を改善するヒントもくれます。
お問い合わせフォーム・予約システム
24時間予約可能なWeb予約フォームを設置します。
Web予約フォームがあれば、ユーザーはバスや電車内・営業時間外など電話ができない状況でも、気軽に予約できます。
店側も予約電話対応の時間が削減できるほか、予約の日にちと時間が自動的に入力されるため、聞き間違いやメモ間違いによる人為的なミスが防げるでしょう。
SNSの利用も効果的
ブログもそうですが、美容室のHPはSNSとの相性がかなり良いツールです。
特にInstagramは、多くの美容室がターゲットのど真ん中に想定している若い女性ユーザーをたくさん抱えています。
カラーリング前後の写真に適当なハッシュタグを付けてアップするだけで、反応が多く見られます。
Instagramではビジネスアカウントの作成もできるようになりましたし、固定客と密な関係を作れるLine@も併用すれば、スマホだけでお客様とじゅうぶんコミュニケーションが取れる環境を作れます。
InstagramとHPを連動し、更新情報を掲載している美容室もたくさんありました。
スキルアップのためのレッスン風景やヘアセット後の写真など、普段見られない美容室の裏側を覗けます。
フォローしたくなりますし、フォローすれば次はお店へも行ってみたくなりますよね。
ホームぺージを作成するなら
ホームぺージ制作を依頼する際に、フリーランスの方にお願いして安く作るか、せっかくなら制作会社に依頼してしっかりとしたものを作るかでお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
制作したいWebサイトの内容・仕様や、制作会社またはフリーランスとの繋がり方・関係にもよりますが、無難なのはWeb制作会社です。
一方でフリーランスは信頼できる人材の発掘が困難ではあるものの、繋がることができれば、コミュニケーションの取りやすさや柔軟な対応、価格の安さなど制作会社を上回る大きなメリットがあります
ホームページ制作会社へ依頼
美容室やサロンのホームページを多数制作した実績があれば、当初イメージしていたホームページよりも良質なものが作れると期待できます。
経験を積んだプロに依頼するため高いクオリティと満足度が得られますが、その分高額になることも忘れないでください。
フリーランス・個人に依頼
フリーランスにホームページ制作を依頼する場合、基本的には価格を安く抑えられることがメリットです。
Web制作会社に依頼をすると小規模なサイトで10万円、大規模なものになると200万円もの余分な人件費がかかってしまいます。
フリーランスの場合、制作を依頼したい人を自由に選べます。
実績や制作期間、人柄など希望する条件にマッチする人に自由に依頼できるので、ミスコミュニケーションが起こりにくく、希望通りに制作が進みやすいと言えます。
美容室でホームぺージは必要?作成するメリットと制作時の注意点 まとめ
美容室のホームページでは自店を疑似体験してもらうことができ、これから来店しようとする方にも安心感を持ってもらうことが可能です。
店舗の雰囲気が伝わるような写真やメッセージなどのコンテンツを充実させ、ターゲットの客層に届くホームページを作成しましょう。
また、ホームぺージとSNS・ブログの運用を組み合わせて行うことで、集客効果をさらに高めることができます。