教室運営者の方であれば、「習い事教室にホームぺージは必要なの?」と疑問を感じたことのある方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、ホームぺージは必要です。
普段から教室に通っている人であれば、どんな雰囲気なのかが分かりますが、これから通いたいと考えている人はその限りではありません。
近所に教室がいくつかあっても、それぞれの違いを思いつく人は少ないと思います。
そこで、ホームページを開設して、教室の認知度を高めたり、他教室との差別化を図ることで、見込み客を増やすことが大事になってきます。
PCやスマホで情報を検索することが当たり前となっている現在、ホームページを持っていることで、見込み客との接点を持つことができるため契約に繋げることも可能です。
その他にも、営業コストの削減や教室の雰囲気を伝えることなど、習い事教室にとってホームページは大切な役割を果たします。
本記事では
・習い事教室におけるホームぺージの必要性
・ホームぺージをもつことのメリット
・サイト制作時の掲載する情報と抑えておくポイント
と言った内容についてわかりやすく解説していきます。
習い事教室ホームぺージの必要性
お客様にとって、教室のホームぺージは、詳しい情報を得る重要な情報源です。
教室のホームページの大きな目的で考えられるのは「情報発信」でしょう。
・教室情報
・コンセプト
・サービス紹介
・先生紹介
・受講の流れ
・お知らせ
・ブログ
・採用情報
などの情報発信が考えられますよね。
これらをホームページ上で発信することで、より自教室を身近に感じてもらえたり、お客様の窓口となることで、集客や採用活動にも繋げることができるという目的の達成に利用できます。
インターネットで見つからない教室は存在しないに等しい
習い事教室の特徴の1つとして「地域密着型になっている」という点が挙げられます。
なぜなら、対面でのやり取りが一般的であり受講したい場合は教室に足を運んでもらう必要があるからです。
したがって、「〇〇(地域名)+習い事名(語学や料理等)」のキーワードで検索を行い、検索上位に表示されるホームページが集客に効果的でしょう。
習い事教室に限った話ではありませんが、現代ではほとんどの企業がホームページ・ウェブサイトを作成しています。
検索エンジンで表示されない教室は、顧客獲得の機会を大きく失っていると言えるでしょう。
特に習い事教室は、限られた地域の中で集客をしなければなりません。
市場としては大きいですが、インターネットで見つからないと、かなりの不利なのは今更説明するまでもないでしょう。
検索で得られる情報からその教室を知り、魅力があると判断されることで、ようやく体験授業や入会へつながるのです。
つまり、ネットで検索して見つけてもらうことは最低限のラインだと言えます。
また自教室のホームページやウェブサイトだけでなく、Googleマイビジネスや各種のローカル向けポータルサイト、比較サイトの口コミなども集客効果が期待できます。
そのため、ホームページの作成は最低限と考え、インターネット上での教室の評判・口コミのチェックも欠かさず行うようにしましょう。
もし評判が悪い場合、憤慨せずにまずは向き合い、改善を行ってより良い評判を集める努力も不可欠です。
利用者に対し、積極的に口コミの投稿をお願いしてみるのも効果的かもしれません。
集客はホームぺージがあってこそ
ホームページは、あなたの教室を知ってもらうための窓口となる場所です。
足を運んでもらいたいと考えるのであれば、まずはホームページで教室の雰囲気や講師の紹介を行うようにしましょう。
教室運営にホームページが必要な理由は2つあります。
・ほかのメディア施策と組み合わせれば、集客力アップが期待できる
確かにホームページは作成してからも長期的な運用が大切ですが、こまめに運営していくことで、効率的に集客をすることが可能です。
新規ユーザーに訴求できるホームページを作成し、そこへ誘導するリスティング広告やSNS、チラシなどと組み合わせることではじめて集客効果が期待できるのです。
ホームページは、メディア施策の最終目的地です。
逆にいえば、ホームページがないまま宣伝を打っても、集客効果を最大限発揮することは難しいでしょう。
ホームぺージがあることのメリット
集客率UPにつながる
インターネット普及率を見て分かる通り、80%以上の人がインターネットを利用して、ホームページを閲覧しています。
教室に限った話ではありませんが、現代ではほとんどの企業でホームページ・ウェブサイトを作成しています。
・キャッチコピーを読んで、ここなら自分の求める学習ができる
・レッスン内容や費用がはっきりと提示されている
・教室の雰囲気やプログラムの内容がわかり、自分に合うか判断できる
・講師の思いや人柄がわかり、自分と相性がよさそう
・スマホで見やすいホームページになっている
教室のホームページからこれらの情報を参考に判断しています。
ホームぺージ→資料請求・体験レッスン→入会
という流れですね。
このようなユーザーが取る行動を知らないと、ホームページの作り込みがあまくなり、新規のお客様の獲得する確率が下がってしまいます。
習い事教室はホームページを制作して、多くの人にインターネットを介してホームページを見てもらい、興味を持ってもらえば申し込みにつなげることができるのです。
競合との差別化に有効
習い事教室は今後も続々とライバル業者が参入していくことが予想されるため、さらに競争が激しくなる可能性も。
そのため、他教室との差別化を図ることが重要です。
自教室の強みや魅力をアピールできる、「ホームページ制作・運用を行う」方法を導入するといいでしょう。
例えば、自身が「料理教室に通いたい」と仮定します。
インターネットで関連情報をリサーチするなかで、複数の料理教室を比較する場合、より魅力的に感じるホームページはどちらでしょうか?
A.レッスンごとに写真や説明が詳細に掲載されており、シンプルで分かりやすい。教室のコンセプト・強みが一目で理解しやすく、「ページを読んでいて負担がかからない」と感じた。
B.写真や内容の説明は理解できるものの、ポイントが絞られておらず読みにくい。他教室サイトと比較したところ、突出した強みも感じられず、メリットなども相違がないように感じた。
おそらく、ほとんどの方がAと答えるのではないでしょうか。
教室に通ったことがないユーザーだと、「どの教室を選べばいいのか分からない」と不安になってしまうことも多く、結果的に「安い価格の教室にしよう」と値段だけで判断するケースも目立っているそうです。
そのため、ホームページ上で他教室と違う魅力を打ち出すことができれば、あなたの教室がユーザーの印象に残りやすくなります。
価格設定が他教室より高かったとしても、「この教室の方が安心感がある」とユーザーが思えば、そのまま契約につながる可能性があがるでしょう。
信頼度が高まる
ホームページが教室の雰囲気をよく表していると、自教室に寄せる信頼度が高まります。
ホームページはお客様からのお問い合わせの窓口としての役割も持っています。
SNSやチラシでのみ最新情報を更新するのではなく、ホームページと併せて活用することが理想と言えるでしょう。
お客様にとっては、求めている情報や価値のある情報がホームページにあると安心を得られやすいのです。
とくに教室への入会を考えている場合は、お客様自身も大きな不安を抱えているため、ホームページからの情報提供は必須です。
・怪しい教室ではないか
・どんな雰囲気なのか
・レッスン内容は適切か
・契約するにあたって信頼のおける相手か
・自分(契約者)と講師の相性は問題なさそうか
そんな不安を取り除けるコンテンツを、ホームページに用意しましょう。
ホームページはお客様の不安をとりのぞき、「安心感」を与えるのに適したツールです。
無料で持てるブログと違い、ホームページを開設するのは少し大変なため、持っているというだけでも効果的です。
自分で技術や知識があれば良いですが、そうでなければホームページは、多少なりともお金や時間をかけて開設する必要があります。
その大変さはお客様もご存じです。
だからこそ、「ホームページを持っている=ホームページにお金や時間をかけられる余裕があるきちんとしたところ」というイメージを持ってくれます。
もちろんある程度綺麗なデザインで、最低限のコンテンツが揃っていることが前提です。
でもそれさえクリアできていれば、ホームぺージを持っているだけでも、お客様に対して「安心感」「信頼感」を与えられます。
ぜひ教室の魅力を十分に引き出せるホームページの作成を検討してみてください。
営業コストの削減
営業コストを削減できるのも、習い事教室がホームページを使うことのメリットです。
基本的には、ホームページから見込み客を獲得し、SNSやメールによって営業して「自社の顧客」へと育てていきます。
見込み客を獲得する手間がないので、営業コストを削減できるわけです。
もし、ホームページがなかったら、「見込み客を獲得する」ことから力を入れなくてはなりません。
もし見込み客を獲得できなければ、お客様の口コミ、チラシの配布やWeb広告を通じて、見込み客を獲得し、さらに顧客へと育てなくてはならず、営業にかかるリソースは非常に大きくなってしまうでしょう。
また、ホームページは365日、24時間稼働しているので、会社が休日のときにも、ホームページが営業活動してくれます。
お問い合わせフォームがあれば、休日に問い合わせがあった内容も、営業日に確認することができるでしょう。
どんな教室か知れる・交流のキッカケになる
ホームページを持つことで、お客様はどんな教室なのかを把握することができます。
逆にホームページがない事は、名刺や看板がないようなものなのです。
ホームページから自教室へお問い合わせできるフォームがあると、お客様側からいつでもお問い合わせできて安心できます。
初めての契約であれば、疑問を持つことも多いはずです。
習い事教室に限った話ではありませんが、ホームページをしっかりと運用し情報発信を続けることは信頼向上に繋がります。
また、質の高い情報発信を続けることでサイトとしての価値も高まりますし、サイトを訪れる人も増えて交流のキッカケにもなることもあります。
ホームページを正しく適切に運用することでイメージ向上になる部分もありますので、教室のホームページも実際の運営と同様に真摯に向き合えば信頼性を高める効果を発揮します。
情報量や内容にほぼ制限がなく、独自の情報を出せる
教室独自のホームページでは情報量・内容に制限がありません。
そのため、ホームページを持つことで見込み客に、より自教室の魅力や詳細情報を伝えることが可能になります。
教室の雰囲気や講師たちの紹介など、自分の納得のいく授業を受けたいという願望が強いほど、お客様はより詳細の情報を欲しがります。
その際にホームページを持っているか、いないか、ホームページの運用をしっかりと行っているか、いないかでは雲泥の差です。
自教室のこだわりをホームページであれば、画像や動画など使ってより魅力を伝えることが可能です。
競合他社の中から自分のお店を選んでもらうためにホームページは効果を発揮します。
最新かつ多くの情報を届けられる
チラシやパンフレットなどの紙媒体の資料はどうしても紙面のスペースの都合上、記載できる情報に限りがありますが、ホームページの場合はスペースに限界がありません。
また、最新情報の追加や内容の書き換えも簡単におこなえるため、伝えたい情報を最新の状態で漏れなく伝えることができます。
また、1つの市区町村(仮に5万世帯)に新聞の折込チラシを配布した場合、費用はデザイン・印刷込みでおおよそ20万円程度。
チラシの反響率は0.01%と言われていますので、5人程度のお問合せを獲得できる見込みです。
ホームページを活用したインターネット広告の特長は、エリアやターゲットを細かく絞り込んで配信できる点と、クリック課金方式である点がメリットです。
興味を持った人を効率よく集客でき、かつホームページを訪れた人の分だけ支払えばよいのがポイントです。
採用への効果
不特定多数が見ることができるホームページは、求人情報も掲載しておくとより良い効果が生まれます。
緊急的に必要になった時などは、人材紹介会社などに依頼するなどして、費用をかけて採用する事もあるかもしれませんが、「良い人がいたら、働きたいと思ってくれる人がいたら採用したいな。」といった緩い採用希望の場合、費用を投じてまで採用に力を入れるかというとそういう事は行われません。
しかし、ホームページを持っていれば、採用ページを作って公開をする事ができます。
また、ホームページがない場合、採用の簡単な問い合わせをしたいとなった時、会社に直接電話をするか、直接お伺いして話をするかという2択になりハードルが非常に高いです。
ホームページに採用情報を載せておくことで、問い合わせる側も、フォームやメールなどで問い合わせができるため、心理的ハードルも低くなります。
ホームページを持つという事はお客様へ伝えるだけでなく、一緒に働くスタッフへも働きかける事ができるのです。
求人誌への広告費用のカットにもなるため、メリットといえるでしょう。
サイト作成時に掲載する情報
習い事教室のホームページに多く見られるページは以下の14項目です。
・ホーム(トップページ)
・店舗情報
・アクセス
・各種レッスン
・レッスン時間
・料金
・お客様の声
・スタッフ紹介
・契約の流れ
・お知らせ
・ブログ
・よくあるご質問
・採用情報
・お問い合わせ
この章では各項目について詳しく解説していきます。
トップページ
トップページは、Webサイト全体の入口にあたる重要なページです。
トップページは訪れたユーザーにどのようなWebサイトか、誰のためのWebサイトなのか、Webサイト内で得られる情報は何かを伝える役割を持っています。
トップページに掲載した情報は、ユーザーの興味や関心を引くと同時に離脱を引き起こす可能性があるため、トップページをしっかりと作り込むことが重要です。
トップページは、ユーザーが必要とする情報へ案内するためのページです。
トップページを設けることで、ユーザーが求める情報を詳細に解説しているページへスムーズに誘導できます。
必要な情報へスピーディーに誘導できれば、ユーザーの離脱を防げます。
メインビジュアル
メインビジュアルとは、主にホームページのトップにあるイメージ画像のことです。
ホームページを開いた瞬間に、最初に目に付くことから「ファーストビュー」と呼ばれることもあります。
メッセージ性のあるキャッチコピーが掲載されていたり、直感で「これは何のホームページなのか?」イメージすることができます。
ほかにも企業名やロゴマーク、サービスの説明なども掲載されています。
店舗情報・コンセプト
ホームページは、インターネット上におけるお店の名刺ともいえます。
住所や電話番号、営業時間など教室の基本情報は、もれがないように注意しましょう。
そのうえで、自教室の雰囲気や競合他社との違い、コンセプトを紹介していくと良いです。
ホームページを見る人に、教室としてのこだわりがしっかり伝わるようにすることがポイントです。
コンセプトとは「概念」という意味ですが、ホームページを作る際のコンセプトとは「目的を達成するためにどのような切り口・魅せ方をするか」という事です。
コンセプトを最初に固めておくと後からブレる事がなくなり、ターゲットとするユーザーに情報が届きやすくなります。
ペルソナ(ターゲット像)の決め方
ターゲットを決める方法として、もっとも手軽なのは、自社のお客様になってくださっている方の中で、「こういう人をお客様としてもっと増やしたい!」 「こういう人にホームページを見てほしい!」と思うような人物を一人思い浮かべることです。
そして、その人物の年齢や家族構成、仕事や考え方などをメモに書き出してみてください。
ペルソナが定まったら、その人が共感してくれるコンセプトを決めましょう!
アクセス
レッスンを行う場所も、重要な情報のひとつです。
ホームページ上に、レッスン場所の住所や店名、地図、アクセス方法を記載しておくことが大切です。
地図については、スマートフォンの地図アプリに連動するようにしておけば、お客様が迷ってしまうこともなくなるでしょう。
また、最寄りの駅から出口を表示したり、レッスン場所の目印になるような情報を載せておくと、お客様にとってよりわかりやすい情報となります。
・レッスンを行う場所
・地図
・アクセス方法
お客様の声
実際に教室に通っているお客様の声もまた優れたホームページを完成させる上で欠かすことのできない重要なコンテンツです。
利用者の声を載せるという行為は、自社のリアルな評価を提示することができます。
可能であればお客様の年齢やご職業をアンケートで集計し、ホームページで公開することの許可を頂きましょう。
さまざまなコンテンツのなかでも「お客さまの声」は、最強コンテンツ、あるいはキラーコンテンツと呼ばれています。
そう呼ばれている理由は、それを載せるだけで、集客力をアップさせる効果があるからです。
メリット
・企業や店舗の信頼感を増すことができる
・自慢感や押し付けがましい印象を解消できる
・人気商品であることをアピールできる
・見込み客に対し効果的にベネフィットを提示できる
・顧客との距離感を縮め不安感を取り除く
成果を挙げている企業のホームページでは、手間暇をかけて、この「お客さまの声」を集めて掲載しています。
講師紹介
習い事教室のホームページでは、必須のコンテンツだと考えられます。
対面の世界とは異なり、ネットの世界ではお客様と直接顔を合わせるわけではありません。
お客様は直接会ったこともない方を信用して、お問い合せやお申込みを行うことになります。
会ったこともない方や初めて名前を聞いた教室を最初から信用することは、なかなか難しいと言わざるをえません。
つまり、「顔の見えない」ネットの世界で、直接会ったこともないアクセス者から信頼感を得ることが、ホームページ作成では大きなポイントとなるわけです。
講師紹介ページを作る最大の目的はアクセス者の信用を得ることなので、
・プロフィール(これまでの経歴、簡単なものでもよい)
・仕事・お客さまに対する想い
・仕事・サービスを始めたキッカケ
・ちょっとしたプライベートな話題(趣味やオフの様子など)
などの情報を書くことがお勧めです。
写真は笑顔で明るいものを使いましょう。
講師が複数いる場合は、ポーズや背景を揃えると統一感が出ます。
これからお客さんになるかもしれない方に、自己紹介する際にお話する内容をイメージしていただくと書きやすいでしょう。
動画で紹介する
最近は動画で講師を紹介するサイトも増えています。
動画を使うとサイト表示が遅くなりそうですが、YouTubeなどの外部サイトを利用すれば大丈夫です。
動画の最大の強みは「実際の講義が見られること」です。
レッスン内容
最近の教室では、さまざまなスタイルでのレッスンが行われるようになりました。
・教室に集まり先生が前に立って教えるスタイル
・子供向けに遊びながら教えるスタイル
・マンツーマンレッスン
・Skypeなどのオンラインツールを使用してのレッスン
お客様は単に学びたいだけではなく「どのようなスタイルで学びたいか」を選ぶ時代になっています。
また、これらは教室の「売り」になるものです。競合との差別化にもつながりますので、
・どのようなスタイルでレッスンを行うのか
・レッスンで何を学ぶことができるのか
・そのスタイルを選択することでどのようなメリットがあるのか
については、必ずホームページに記載するようにしましょう。
レッスン料金
「受講料はいくらかかるのか」気にされている保護者の方はたくさんおられます。
その不安を軽減するためにも、料金体系は表を使うなどしてできるだけ分かりやすく明記するのが望ましいです。
しかし、月謝以外の費用が組み合わさるなどして、単純に示せないケースもあります。
そのような場合は以下のような工夫をしてみてください。
・料金の目安として例をいくつか示す
・料金が決まる仕組みだけでも伝える
・「くわしくは資料で」と資料請求をお願いする
すぐに詳しく知りたい方には、「メール」「専用フォーム」「チャット」など、気軽にお問い合わせいただける手段を用意しておきます。
「よくある質問」の中に、料金体系に関するものを入れておくのもよいでしょう。
「なぜこの料金なのか」といった料金の背景についても説明しやすいです。
料金は安ければいいというものではなく、安すぎる料金はかえって不安の材料になる場合もあります。
納得していただくことを第一に考えて、コンテンツを作成してください。
レッスン時間
レッスンの時間についても、必ず記載しましょう。
お客様は、レッスンのタイミングで時間を確保できるかどうかによって、教室を利用するかしないかの重要な判断基準です。
・レッスンの時間
・希望するレッスンについて、お客様が時間を設定することができるのか
など、こちらについても、料金同様できるだけわかりやすく記載するよう心がけましょう。
契約の流れ
どのように契約を進めていくのかを掲載します。
また、各種レッスンごとに申し込みから体験までの流れを掲載することで、お客様に対し非常に分かりやすいページにもなります。
ご契約の案内や料金は習い事教室のホームページにおいて欠かすことのできない重要なコンテンツですが、ただ掲載するだけでは効果的とはいえません。
ご契約の流れはイラストや写真を交えたフローチャート形式、料金メニューは表形式にするなど、見やすさと分かりやすさを心がけてコンテンツを制作してください。
またサービス内容や料金に限らず、サイトを訪れたユーザーが気にするであろうポイントや他社と比較されやすいコンテンツは特に力を入れて作りこむようにしましょう。
お知らせ
お知らせ機能やブログを設置し、定期的に更新しましょう。
年末年始の営業時間や臨時休業を知らせたいときはお知らせなどにもページを活用できます。
また、頻繁に更新していると「活気がある」「多くの人が利用している店舗で人気がある」というよい印象を与える効果もあります。
ブログ
集客効果を出すためには、ホームページは制作するだけではなく、制作後の運用が大事です。
例えば、料理教室であれば料理に関する役立つ知識をブログで発信し、Google検索にヒットするような記事を書けば、多くの人がブログからホームぺージへ流れるようになるので、ブログ自体が強力な集客ツールになります。
また、ブログで専門性を高めることでGoogleからの評価が高まるため、検索結果で上位に表示することができるSEO対策としても効果的です。
なおブログは、簡単に登録・利用できるブログサービスではなく、WordPressがおすすめです。
WordPressは無料ですが、余計な広告が入らずデザインも洗練されているので、高品質なブログになります。
よくあるご質問
メリット1:お客様満足度を高める
お客様が知りたい事、疑問におもう事に対して、前もって答え解決することで、親切・丁寧な教室だというプラスの印象を与え、ホームページに訪れたお客様の満足度を高めることができます。
また丁寧な説明で疑問点を解消できるページになっていれば、電話やメールで問い合わせをするための時間がなくなり、お客様にとっても、自教室にとっても、必要のない時間の削減にも繋がります。
メリット2:サービスの理解度を高める
サービスのメリットや他教室との違いを、質問に答えるという形で載せることにより、自教室の強みをよりアピールできます。
また教室の方針・考え方、契約内容やサービスの仕様・注意点を前もって伝えることで、契約時のミスマッチやクレームを防ぐことにも繋がります。
メリット3:ホームページの質を高める
そしてよくある質問ページは、当然文章が中心のページになり、また教室の契約内容に関する単語が自然と多く含まれるページになります。
そのためこういったページSEOにとって非常にプラスになります。
またページに載っている質問キーワードが、そのまま検索される可能性もあり、アクセス数アップにも繋がります。
採用情報
採用情報・求人情報では、
・募集要項
・希望職種
・応募資格
・採用フロー
・面接地
・応募フォーム
などを掲載します。
求職者が見たときに、どのような職種を募集していて、自身は該当するのか、併せて採用スケジュールもわかるように作成しましょう。
採用担当からのメッセージ
どのようなことを期待しているか、どのような信念を持って仕事に取り組んでほしいかなど、一緒に仕事をしていくうえでどのような人を求めているかなどを示します。
採用の流れ
採用するまでのフローや必要な書類、資格などを提示します。
よくある質問
新人研修の期間や内容、職場の雰囲気、残業・休日出勤に関する内容などを記載します。
休日出勤などもある場合、教室としてどのような形で仕事に取り組んでいるかを示したうえで、プライベートに対することも大切にしていることを伝えましょう。
その他
「社員インタビュー」や「先輩社員の一日」など仕事風景が目に見える情報記載、専用ページを設けることで、実際に働いた時のイメージが湧きます。
お問い合わせフォーム
住所・電話番号と関連して、顧客との接点を増やすためにお問い合わせフォームをサイト内に設置するのもおすすめです。
電話番号は営業時間中しか対応できませんが、お問い合わせフォームは24時間送ることができ、翌日以降に対応することもできます。
フォームを設置するメリットとしては、お客様が気軽に悩みを相談し、解決できるということです。
もしもお客様が悩みや不安を抱えていても、来店や電話で改まって聞くほどのことでない悩みだと思ってしまえば、不安や悩みはそのままになってしまいます。
メールなどの問い合わせフォームも、手軽に聞くことができるので直接聞くよりも利用しやすく不安を解消するためのハードルが下がることでしょう。
自教室にとっても様々な意見を目にすることで、お客様の意見を反映したより良い経営ができるメリットがあります。
サイト作成時のポイント・注意点
お客様が知りたいこと(読みたいこと)を伝えられているか
あなたは、どんな時にネット検索をしていますか?
何かを検索するときは大抵、探し物や知りたいことがあるときではないでしょうか。
夜間や早朝に営業している美容室探しや予約、急ぎの買い物や調べものなど、自分の問題を解決したくてネット検索をしています。
教室探しはどうでしょう?
お客様は自分の知りたいことを教えてくれて、自分の計画を実現できるようにしてくれそうなセミナー・レッスンに申し込みます。
そして、お申込みやお問い合わせに繋がるサイトには共通してわかりやすく書かれているものがあります。
それは、何が出来るようになるのか、どんな問題が解決できるか、どんな成果がでるのかです。
音楽教室探しでは、どんな曲を演奏が出来るようになるのか、どれだけ上手になるのか、どんな発表会に参加できるのか等です。
本格的にコンクール入賞を目指したり、音楽大学進学を目指している方は、入賞や進学できるかになります。
英語教室では、TOEIC、TOEFL、IELTSなどのスコアがどれだけとれるか、英検なら何級に合格できるか等です。
進学塾では、偏差値がどれだけ上がるか、そして志望校に合格できるかです。
そして、ネット検索はテレビとは違って検索結果で見に来ている人なので、必要な情報にミスマッチはありません。
知りたいことは、ハッキリしています。
教室にいくと目標が達成できるのか、結果がわからない発信ではお申込みに繋がりません。
それも、記事の始めにしっかり書くことが大切です。なぜなら、読者さんは最後まで読んでくれるとは限らないからです。
逆に、はじめに読んでもらうことが出来れば、興味関心をもって先を読み進めてくれるようになります。
この「どんな結果が出る」「何ができるようになる」をお伝えすることが一番大切です。
ライバルとの違いを明確にする
教室に興味をもってもらうためには、自分の教室ならではの魅力を打ち出すことが大切です。
ライバルとの違いを明確にしたうえで、ほかにはない特徴やメリットを洗い出しましょう。
ここで重要なのは、生徒から見て魅力的に見えるかどうかです。
生徒の目線に立ち、どのような教室に魅力を感じるかイメージしましょう。
ターゲットを具体的に定める
集客するうえでは、ターゲットも具体的に定める必要があります。
教室でどのような生徒を対象にしているのか明確に意識しましょう。
ターゲットによっても、効果的な宣伝の方法は異なります。
ターゲットの目に入りやすい方法で宣伝し、ターゲットに響く内容を示すことが大切です。
常にターゲットを意識して集客しましょう。
ペルソナをイメージする
ターゲットがどのような人物なのか明確にするためには、さらにペルソナをイメージすると効果的です。
たとえば、教室のターゲットが20代の女性である場合、年齢、家族構成、職業、収入などの細かいプロフィールを考えます。
ペルソナとして具体的な人物を想定すると、よりターゲットに響きやすい宣伝ができます。
訴求するポイントを意識する
ペルソナに対し、何をどのようにアピールすればいいか考えましょう。
ペルソナによって響く内容は異なります。
また、教室として訴求したいポイントによっても、効果が出やすいメッセージの書き方は変わってくるでしょう。
ペルソナとアピールしたい内容を考慮しながら、最も魅力的なメッセージを考える必要があります。
教室の方針を決める
教室へ集客するうえでは、教室の方針も明確に定めておく必要があります。
レッスンの内容はもちろん、スケジュールや料金体系についても細かく定めておきましょう。
教室の方針は、生徒がレッスンに通うかどうか決める際の重要な指針となります。
教室の方針が曖昧だと入会しにくいため、わかりやすく定めることが大切です。
集客計画を立てる
集客はただ取り組むのではなく、明確な計画を立てたうえで取り組みましょう。
いつまでに何人を集めるかについて目標を決めてください。
目標があれば、具体的にどのような取り組みが必要か考えやすくなります。
また、集客方法を実行するだけでなく、レッスンの内容も見直してターゲットにマッチする内容になるようにしましょう。
制作後の運用方法
リスティング広告【早く効果が見込める定番の広告】
リスティング広告とは検索結果画面に表示される広告のことです。
たとえば、「サッカー教室 世田谷」という検索キーワードは世田谷区でサッカー教室を探している方が検索している可能性が高いです。
このキーワードに対して世田谷区内のサッカー教室が広告を表示させてホームページにユーザーを誘導すれば、申し込んでくれる可能性が高くなります。
SEOでは検索結果画面の上位に自社のサイトを表示させるために年単位の時間をかける必要がありますが、リスティング広告は広告費を支払えばすぐに上位表示が可能です。
なるべく早めに成果を上げたい方におすすめの施策と言えます。
広告の出稿自体はどなたでも可能ですが、運用は簡単ではありません。
データを見ながらキーワード選びや広告文の考案、ターゲットの設定などを行い、定期的に改善を積み重ねていく必要があります。
また、クリック課金制(広告をクリックすると費用が発生)であることから、知識がない状態で運用するとコストだけがかかり、思ったように見込み客が集まらないということもあり得ます。
可能であれば知識のある方に相談されるのがおすすめです。
ポータルサイトへの登録
ポータルサイトとは特定の業種あるいは地域にある事業所の情報をまとめたサイトのことです。
飲食店の情報を集めた「ぐるなび」や「食べログ」、不動産会社の情報を集めた「SUMO」などが有名です。
習い事・教室であれば「ジモティー(地域の事業所の情報を集めたサイト)」や「エキテン(オールジャンルの店舗ポータルサイト)」、「EPARKスクール(オールジャンルの習い事・教室ポータルサイト)」、「スクルー(子供の習い事・塾向けポータルサイト)」などが挙げられます。
ポータルサイトはSEOが非常に強いため上位表示されやすく、情報を掲載することで認知度をアップさせることが可能です。
SEOやリスティング広告に加えてアクセスの間口を拡げることができます。
ただし、こちらもただ情報を掲載すればいいというものではありません。
写真や動画をアップして教室の雰囲気が伝わりやすくする、独自性を打ち出した説明文を掲載する、ホームページのURLを掲載するなど、さまざまな施策を行う必要があります。
SNSを使った集客
代表的なものとしてTwitter、Facebook、Instagramが挙げられます。これらのSNSは無料で登録できる上にユーザー数も多いので、非常に優秀な情報発信ツールと言えます。
Twitterは140文字以内で自分のつぶやきや写真・動画を投稿できるSNSです。
ユーザーの幅が非常に広く、拡散性も高いという特徴があります。習い事や教室の最新情報を発信する他、次の日程を掲載するなど連絡ツールとしても使えます。
Facebookは実名登録を必須にすることで高い信頼性を担保しているのが特徴。
特に30代以降のユーザーが利用している傾向があります。
スキルアップや健康維持を目指しているビジネスパーソン、子供の塾や習い事をしている親御さんをターゲットにされている教室におすすめです。
Instagramはビジュアルを重視したSNSです。
Facebookと比較するとユーザーの年齢層が若く、10~20代の女性が使っている割合が高いです。
そのため女性向けのレッスン(ヨガや美容、音楽など)の集客に最適と言えます。おしゃれな雰囲気を演出したい、教室の空間や雰囲気づくりをアピールしたい方にもおすすめです。
このように、SNSにはそれぞれ特徴があります。
ターゲットや独自性を考慮してメディアを選定し、情報発信を頻繁に行うことで、習い事・教室の認知度アップにつながります。
MEO対策
GoogleMapでの上位表示対策のことです。
Googleで「地域名+教室」で検索すると、近隣の教室上位3枠だけ名前と情報が表示されます。
この3枠に表示されるように対策をするのです。
スマホで検索すると検索結果画面いっぱいにマップが表示されてタップされやすく、集客に有利です。
MEO対策の第一歩はGoogleマイビジネスに登録、あなたの学習塾・予備校の情報を掲載すること。
MEO対策はまだ浸透しているとはいえません。
ライバルが少ない今のうちに実施しておきましょう。
チラシの活用
チラシは、教室に近いエリアのみに絞って配布できます。
実際に教室へ通える人へ情報を届けられるため、効果的です。
たとえば、新聞に折り込んだり、自らポスティングしたりして配布する方法があります。
チラシを作成するときは、必ず問い合わせ先やホームぺージのURLを明記しておきましょう。
興味をもった人が連絡できるようにするためです。
また、SNSやホームページも掲載しておけば、気軽に詳細を確認してもらえます。
ホームぺージを作成するなら
ホームぺージ制作を依頼する際に、フリーランスの方にお願いして安く作るか、せっかくなら制作会社に依頼してしっかりとしたものを作るかでお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
制作したいWebサイトの内容・仕様や、制作会社またはフリーランスとの繋がり方・関係にもよりますが、無難なのはWeb制作会社です。
一方でフリーランスは信頼できる人材の発掘が困難ではあるものの、繋がることができれば、コミュニケーションの取りやすさや柔軟な対応、価格の安さなど制作会社を上回る大きなメリットがあります
ホームページ制作会社へ依頼
整体院のホームページを多数制作した実績があれば、当初イメージしていたホームページよりも良質なものが作れると期待できます。
経験を積んだプロに依頼するため高いクオリティと満足度が得られますが、その分高額になることも忘れないでください。
フリーランス・個人に依頼
フリーランスにホームページ制作を依頼する場合、基本的には価格を安く抑えられることがメリットです。
Web制作会社に依頼をすると小規模なサイトで10万円、大規模なものになると200万円もの余分な人件費がかかってしまいます。
フリーランスの場合、制作を依頼したい人を自由に選べます。
実績や制作期間、人柄など希望する条件にマッチする人に自由に依頼できるので、ミスコミュニケーションが起こりにくく、希望通りに制作が進みやすいと言えます。
ホームページの必要性と制作時の注意点について まとめ
習い事教室のホームページを制作する場合のコツや載せるべき情報について紹介してきました。
「この教室ではどのような教育を行なっているのか」などの強みを継続的にアピールしていくことが重要です。
設定したターゲットに対して、情報がわかりやすく伝わるように工夫しながら、集客できるホームページを制作していきましょう。